<リアプレートを開けたところ>
実にスムーズに作業が進み、心配していた重たいキーボードユニットもすんなりと外せました。
「女2人でも、何とかなるじゃん♪」と気を良くして、記念にパチリ。
夜も更けていたので、1階に下ろすのは明日にして、眠りについたのでした。
一夜明けて。。。8時30分には業者の方が取りに来てくださる段取りだったので、7時頃末の妹を叩き起こして、いざ勝負!
スピーカーやら枠やらをホイホイと運び、あとは大物の鍵盤ユニットを残すのみ。
すべったら大変なので、2人とも裸足になって凍りそうな床を歩き、
階段のあるところに運ぶまでは良かったのだけど、そこはまさに地獄の入り口^^;
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最初は、妹が上、私が下を持っていました。
後ろ向きで階段を一歩下りた瞬間、予想をはるかに超える重力がかかります。
一言で言うと
「ぬぉぉ〜〜〜〜っ!!」おなかがえぐられます。
とりあえず、体勢を安定させて、ゆっくり下ろそうとしたのだけど、妹がいつまでたっても動こうとしないので、「早く!」と促したのですが「だって足が出んのんじゃもん!!」と。
「一歩踏み出して階段下りりゃーえぇんじゃがー。」「だって足が出んのんじゃって!」「はよーして!重たいんじゃけー」「じゃけー、足が動かんのんじゃって!」という押し問答が5分ほど続いたので、せっかくしんどい思いをしたのに、もう一度階段上まで持ち上げて、上下を交替しました。
「よし!」と気合入れて降りようとした瞬間、「あれれ??足が出ない^^;」図ではわかりにくいのですが、ユニットを斜めにしすぎると下に重力がかかりすぎて落としてしまうので、おのずと上はなるべく低く中腰に近い感じで持つようになります。そうすると、ユニットと床面の距離が狭まり、踏み出そうにも、足を運ぶ空間がなくなるのです。
でも一番の要因は、中腰にしても角度が急(顔から約135度)なので、めっちゃ怖い事です。 |
なんとかソロリソロリと階段を下りました。泣きそうでした。全身の筋肉を使いました。。。
ちなみにうちの階段は直階段ではなく、折り返しになっています。
<入り口からみたところ> |
<真上から見たところ> |
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この折り返しというのがクセモノ。鍵盤ユニットを縦にせずに普通に持ったら、
壁とユニットに手を挟まれながらギリギリで回るくらいの幅なのです。
2人とも命がけでハァハァ言いながら、やっと折り返し地点まで到達。
傾斜がゆるやかになったところで急に腰が抜けて、ふにゃふにゃと階段に座り込んでしまいました。
立ち上がろうにも、力が全く入らない。。。しょうがないのでユニットをひざにのせたまましばし休憩。
2人とも無言。
「アイヤー!」だか「ソイヤー!」だか気合を入れて、最後の力をふりしぼって、1階まで下ろしました。
こんな無謀で危険でしんどい事、もう二度としません。
5000円払っても、業者さんにお願いしたいです。
やはり、「餅は餅屋、楽器運びはニ○リクさん」なのでした。
<涙の出陣編>
地獄の階段を命がけでクリアーしたら、どっと疲れてしばらく床でのびていました。
そうは言っても、いつまでものびているわけにはいかないので、すっかり温まった体を引きずるように用意をしていると、
そろそろ業者さんの来られる時間。
予定の時刻が迫って来たので、いつでも出られるように準備していると、一本の電話。
「途中で車の調子が悪くなって、出直したんです。あと30分くらいで着きますので」との事。
しばらくすると「今近くまで来てるんですけど、車が大きいので鉄板の橋が渡れないんです」
うちの近くには「鉄板橋」と呼ばれる非常にやっかいな橋があります。橋を渡ってすぐT字になっているので、
普通車でも曲がるのが難しく、おまけに橋の幅もギリギリ。いわんやトラックをや。
もう一つ、道があるのですが、こちらも道幅が狭く、対向車が来たら坂をバックで進まなければいけないのです。
鉄板橋が通れないのなら、坂道しかないということで、道をお伝えしました。
しばらくすると、再度電話。
「今、坂にいるんですけど、雪がものすごくて。。。」
そう、この日は記録的な雪が降ったので、あたり一面雪で覆われていました。日陰になっている坂道はなおさら。
「すみません、なんとかしてうちまで来てください。ほんとすみません」と、こちらが恐縮してしまいました。
ほどなくでっかいトラックが到着。クリスマスに近い休日ということで、納品の関係なのか、
すでにピアノやエレクトーンが数台積まれていました。
ほんとにでっかいトラックで、「こんなところに、よう来てくださりました」と思わずにはいられないほど。
すでに予定時刻を1時間過ぎていたので、私もせっせと積み込みを手伝いました。
・・・・・ところで、なぜに「涙の出陣」かというと、私の様子を伺っていた父が「段取りが悪い」だの「この部品はヒモでくくっとけ」だの、
色々と口を出し、それは我慢できるとしても、許せないのはそれがすべてケンカ腰なのでした。
私は自分の頭の中で、たとえ搬送が遅れたとしても、
それも想定の範囲内で、段取りも時間的な事も考えてやっているのに、
明らかな部外者に怒鳴られ、「行って来る」と挨拶をしても「しっかりやれ」の一言もなく、
いったい何が気に入らないのか、なんで人のやる気をそぐようなまねができるのかが全く理解できず、
出発の車に乗った途端に涙があふれたのでした。
本音は「金出さないなら口出すな」 この一言です。